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【島民の一日#4】インドア派もOK!好きな暮らしを選べる島

シリーズで紹介している「島民の一日の過ごし方」第4回です。

今回は、結婚を機に五島市(福江島)へ移住したスタッフS。1児の母である彼女は、どんな一日を過ごしているのでしょうか?

長崎県五島市とは?

【#4 スタッフプロフィール】
・移住支援員S
・40代女性
・長崎生まれ、長崎育ち(中・高6年間は大阪在住)
・2006年結婚を機に五島市(福江島)にIターン
・2020年から移住支援員として勤務
・夫婦、高校3年生の娘、保護猫3匹との暮らし

一日の過ごし方

【オンの一日】
05:30 起床(猫のお世話、朝食、お弁当の準備他)
08:15 出勤
08:30 始業
12:00 休憩
16:30 終業、娘を迎えに行く
17:00 帰宅、猫におやつ、夕食作り
18:00 夕食、家事、風呂
21:00 猫と遊ぶ、読書等
22:30 就寝(冬は猫といっしょに)

猫と遊ぶことや雑事に忙しく、一日の経過が早いです。車で歌ったり風呂で動画を観たり、自身は隙間時間に遊んでいます。

往復30分という通勤時間と働き方の希望を尊重してもらえる職場環境が、とてもありがたいです。

せわしない人間をよそにくつろぐ猫たち

【オフの一日】
07:00 起床(猫のお世話、家事)
10:00 1週間分の買物
12:00 家族で外食
13:30 自由時間(読書等インドアな趣味を満喫)
17:00 夕食作り
18:00 夕食、家事、風呂
21:00 猫と遊ぶ
22:30 就寝

読書(漫画を含む)、映画、ドラマ、アニメ鑑賞等、休日は家で過ごすことが多いです。

猫3匹を代わる代わる膝に乗せつつ趣味を満喫、贅沢な時間を過ごします。たくさんある飲食店巡りをするのも、休日の楽しみです。

全て五島産です(卵も)

移住の目的と経緯

2006年、五島市出身の夫との結婚を機にIターンしました。
長崎市在住でしたが、夫と出会うまで五島市があることも知りませんでした。

結婚の挨拶の際、一度福江港と夫の実家を往復しただけで、移住。島=小さいと思っていたので、日帰りなのに島内一周したいと言い、無理だと呆れられました。

下見は叶いませんでしたが、夫と夫の家族のように良いひとたちが住む場所なら大丈夫だろうと、不安はありませんでした。
船か飛行機ですぐ長崎市へ移動できることも、不安を感じにくい要素だったと思います。

移住前に驚いたのは、家が見つかりにくいこと。

先に島内の実家へ住んでいた夫に、不動産屋へ行ったら良いのではとアドバイス(?)をし、行っているけれど物件が無いとの返答に首をかしげていました。

その後、義母がスーパーで立ち話をした方が、たまたま空き物件を持つ大家さんで、ようやく引越しが可能に。家電は島内で揃えたので、私の荷物は段ボール数箱分で済みました。

プロペラ機なので大きく揺れる日もあります

移住前と移住後の変化

一番の変化は、移住後に普通運転免許を取得したこと。

長崎市はバスや路面電車で充分移動でき、運転は一生しないつもりでした。

ところが、島では日常生活でも仕事でも、車が必須。特に子どもが乳幼児の頃は、月齢や年齢ごとに定期健診があります。

バスで行っても帰りにちょうど良い便がなく、タクシーも捕まらず、娘を抱いて徒歩で帰宅した夏の日に、免許取得を決意しました。

当時30歳でしたが、島の道が運転しやすかったこともあって、難なく合格。
交通の不便が解消されただけではなく、好きなときにお気に入りの海を見に行けるようになったことが嬉しかったです。

移住前も後もフルタイム勤務で、移住後は育児なども加わり、平日の慌ただしさは相変わらずです。

ただ、移住前の通勤時間や帰宅時間で、今のように家事育児ができた自信がなく、ここに住んでいて良かったとしみじみ感じます。

夫や義父母たちのサポートをぬくぬくと受け、困ったことはあったかもしれないけれど、思い出せないくらいです。

休日の過ごし方にあまり変化はありませんが、バスに乗ってまで出かけたくない…という億劫さからではなく、いつでも出かけられるけれど家で過ごしても良い、という自由さが大きく違うところです。

ばらもん凧を揚げるというアクティブな日もありました

移住検討中の方へメッセージ

住む家を見つけることが、一番の難関です。

積極的に探しても見つかりにくく、待っていてはいっそう見つからないので、継続した情報収集が必須。家探しがこんなに難しいとは…とほんとうに驚いたものですが、諦めなければ見つかります。

よく、島暮らしのデメリットをお尋ねいただきますが、日々の暮らしで困ることはほとんど無いです。
天候不良で旅行などの予定が中止、延期になる場合があることが、島ならではの困りごととお伝えしています。

映画鑑賞が趣味で映画館がない暮らしは考えられない、というような、島にないものを求める方には移住は向いていないかもしれません。

島だからといって、毎日特別なことが起こるわけでもありません。

私は普通の日常を暮らしながら、少しずつ行動範囲や交友関係を広げる中で、楽しみ方を見つけました。
そうして見つけた今の暮らしが好きなので、移住検討者さんにも、移住したら島を楽しんでほしいという気持ちでお話をしています。

なかなか気軽に来島できなくても、私たちと話すことから始めてみるのも、移住への第一歩です。それから二歩目は、島でお会いできると嬉しいです!

散歩中にブロッコリーの花を見つけて驚きました

≫みんなの一日の過ごし方

五島市の移住相談窓口のスタッフそれぞれの一日。

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≫質問・相談|離島移住について

島の暮らしや移住までの具体的な流れについてもっと詳しく知りたい方は、五島市移住相談窓口へお気軽にご相談ください。

五島市では、以下の方法で相談を受け付けています。

\ 01.毎月開催!さくっとオンライン相談 /

\ 02.イベントで移住支援員に直接相談 /

\ 03.来島のタイミングで現地相談 /

移住下見や旅行で来島した際は、福江島にある五島市役所(本庁)の窓口で移住相談が可能です。相談の際にパンフレットをお渡ししています。

【窓口での相談予約】
出張等により移住支援員が不在にしている場合がありますので、事前に相談のご予約をお願いしております。
お電話(0959-76-3070)、または問い合わせフォームより来庁日時を事前にご連絡ください。
※対応時間:平日9時~16時の間(12時~13時は除く)

五島市役所3階 地域振興部 地域協働課 移住定住促進班
所在地:長崎県五島市福江町1番1号3階