五島に移住する前に(移住マメ知識付き)
こんにちは。
五島市役所(長崎県)の移住定住チーム(UIターン相談窓口)のスタッフ(移住支援員)が書いている公式noteです。
五島市のこと、五島列島のことをまだよく知らないという方は、このページをぜひ呼んでみてください。読み終わる頃には、五島や移住の基礎知識がわかるはずです。
01.noteで書くこと
「空き家も多そうだし、家はすぐ見つかりますよね?」
「島は仕事が限られそうだから、その中から選ぶしかないですよね?」
これらは実際に移住相談員に寄せられた質問です。
この質問、ざっくり答えるとどちらもNOです。
なぜ家がそう簡単に見つからないのか
島にはどんな仕事があるのか
よくある相談をもとに五島市の移住定住チームが、五島のこと、島暮らしのこと、移住するまでにやること、島あるあるなど五島の移住についてまとめるためにnoteを立ち上げました。
02.必見!五島列島の基礎知識
五島列島とは
五島列島は、長崎県から西へ約100kmに位置する列島です。東シナ海上に浮かぶ大小152の島々で成り立っています。
五島市とは
五島列島=五島市ではありません。五島列島は、島によって自治体が異なります。
以下は、五島列島の地図です。
濃いグリーン:五島市
薄いグリーン:新上五島町、小値賀町、西海市、佐世保市
このように島によって自治体が異なるため、移住支援制度をはじめ、移住のサポート内容も異なります。
なので、「五島列島に移住したい!」と思ってもどこの島に移住したいのかで、問い合わせる自治体が異なるのでご注意ください。
五島市の移住相談窓口が対応できるのは、五島市の離島のみです。
※五島市以外の離島については、該当の自治体にお問い合わせください。
では、五島市ってどんなところなのか、ご紹介します。
03.長崎県五島市はこんなところ
私たち五島市は、五島列島の最南端にあります。
列島最大の島 福江島(ふくえじま)、久賀島(ひさかじま)、奈留島(なるしま)の大きな3つの島を含む11の有人島と52の無人島で成り立っています。
美しい自然や新鮮で豊富な食材、古い歴史と文化に恵まれている五島市は、新しい事業や雇用が生まれ続けている、とっても元気な島です。
羽田空港から片道約3時間で到着し、長崎や福岡とアクセスしやすい五島市。
美しい自然はもちろん、食材や歴史、文化に恵まれ、生活インフラも整っているため、暮らし“ちょうどいい島”として移住先に人気です。
島の人のやさしさ、親切さ、挨拶、噂話、多少のしがらみ。都合のいいことばかりではないけど、いいも悪いもひっくるめてそれが「人間の暮らし」だと思います。
04.移住者が増え続ける、そのワケ
若い移住者が多い
五島市の人口は、32,567人(2024年2月末時点)。
5年連続移住者数200人を超え、過去5年間で約1,000人のUIターン者を迎えています。
最近では、島出身のUターンも増加。Uターンを含む、移住者の約75%が30代までの若者世代で定着率は8割を超えています。
海に囲まれた豊かな自然
五島市の中でもとくに移住者が多いのは、福江島。
福江島には、天然の海水浴場で日本一美しい砂浜と言われる「高浜海水浴場」をはじめ、島の各地にあるエメラルドグリーンの海に、島のシンボルである「鬼岳」の広大な自然が多く、それらに魅了されたと話す人は大勢います。私も五島の自然が大好きです。
でも、相当なサバイバーを除いて「自然が多い」だけでは毎日生活していくことはできません。五島市は「毎日生活できる」環境が整っているところにも注目です。
ちょうどいい生活環境
まず福江島には、長崎と福岡を行き来できる「五島つばき空港」や「福江港ターミナル」があり、五島市の玄関口として多くの人が利用しています。
飛行機はスムーズに乗り継ぐことができれば、東京の羽田空港から最短3時間で福江島に到着することができるので、離島なのにアクセスしやすいというのも移住者に人気のポイントです。
また、複数の大型スーパーやドラッグストア、総合病院や診療所もあり、保育所や小中学校も多数あり(高校も複数!)、日々使う島内の道路もしっかりと舗装されています。
そして、福江島はA●AZON、●天などの通販も基本的に2日で届きます。
通販サイトによって、“会員は送料無料”、“●●●円以上送料無料”など、離島料金なしで配送可能な場合も多いです。(大型家具家電、二次離島は除く)
うんまかもんの宝庫
福江島は、離島ながらも何でも手に入りやすい環境で、食材もとっても豊か!
海産物のイメージが強い五島市ですが、「五島うどん」、「五島牛」の名前を聞いたことがある方もいるのでは?それ以外にも、野菜も果物もお米も美味しいんです。
五島市は、肥沃な土地と温暖な気候に恵まれていて、農産物にとっても最適な環境です。地元で採れた野菜たちは、産直や無人販売所で手軽に買うことができます。
以上をふまえて、移住相談される方には「生活には困らない島です!」と胸を張ってお話しています。
このように、島(田舎)らしい暮らしと便利な暮らしの両方味わえるのが五島移住の最大の魅力です。
05.移住のために、まずやること
移住は、引っ越しと同じ
文字通り、「移り住む」ことですね。今住んでいる地域とは別の地域に住むこと。
上京も、転勤も、つまり「移住」であり、「引っ越し」なのです。
「移住」というと、何かものすごい決意をして、とんでもない大きなチャレンジかのように聞こえてしまう人もいると思います。
でも、結局やることは「引っ越し」と何も変わりません。
ただ、移り住む地が都会なのか、田舎なのか、はたまた離島なのかによって、アクションは異なります。
わかりやすいのが家と仕事の探し方ですね。
では、家と仕事の探し方がどう違うのか、というのはこの先をご覧ください。
離島(五島)移住の情報源はここ
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
さて、五島に少しでも興味を持った&もう少し詳しく話を聞きたいと思った方は、五島市の移住相談員へぜひお気軽にご相談ください。
誰でも最初は同じ悩みを持ち、不安を感じています。人によっては、「はやく移住しないと」とどこからか湧き出る焦りもあるかもしれません。
でも、それは自分一人で考えていてもネットの記事をくまなく漁っても解決することはきっとありません。
「まずは現地の人に聞いてみる」
このたった一回のアクションで、頭の中のモヤモヤはすっきりします。実際にIターンとして五島に移住した私がそうだったからです。
五島市では、専門の移住支援員が、オンライン個別移住相談会を毎月開催しています!
どれどれ、ちょっと聞いてみるかぐらいの気持ちでOK!
物事を0から1にすることは難しいけど、この記事に行きついたなら次はすぐ1にシフトできますよ。
移住相談窓口スタッフ
五島市の移住支援員は、それぞれUターン(五島出身)とIターン(島外出身)です。
Uターンの支援員は、島に生まれ、長く暮らしてきたからわかる島の暮らしや文化、魅力をお伝えし、Iターンの支援員は、移住者だからこそわかる都会と離島のギャップや移住時の経験談などをお話します。
実際に、五島で暮らしている私たちだからこそ伝えられる、五島暮らしの「良いこと」、「悪いこと」をしっかりお伝えします。
最新!移住イベント情報
毎月開催のオンライン移住相談をはじめ、東京や大阪で出張相談会も開催しています。また、移住イベントやフェアにも積極的に参加しています!
おまけ!移住マメ知識「UターンとIターン」
五島に限らず、地方に移住相談をすると窓口の担当者に「Uターンですか?Iターンですか?」と聞かれることがあると思うので、覚えておくといいですよ。