本当にあった!新生活のこまったエピソード #離島移住 #島暮らし
1月の記事で、「勤務先は決まっているけど、住むところが見つからない」をテーマに五島市内での家探し法を紹介しました。
今回は、移住するタイミングで予期せぬハプニングに見舞われた先輩移住者さんたちの本当にあったこまったエピソードをお伝えします!
本当にあった!こまったエピソード
01_引越し業者がつかまらない
これは3月を中心に全国各地で発生する問題です。
ただ、繁忙期を避けた場合、引越し業者から「離島は無理」と断られるケースは数年前に比べて、グッと減少したように感じます。
近年、地方移住や離島移住がめずらしいことではなくなり、需要が高まっていることから大手の引越し業者をはじめ、離島への引越しに積極的な業者が増加しています。また、離島専門に活動している引越し業者もあるので、気になる方はぜひ検索してみてください。
国土交通省では、「3月の引越件数は通常月の約2倍、混雑時期を外してスムーズな引越を!」と呼びかけています。
人事異動等で自分ではどうしようもないケースの引っ越しは仕方ありませんが、繁忙期を避けた引っ越しは、費用が抑えられたり、予約が取りやすくなったり、いろいろメリットがあります。
02_引越し代が高い
これは、残念ながら離島あるあるですね。
繁忙期となれば、料金はさらに高くなり、荷物の中に大型家具や家電があると跳ね上がります。
節約法①
可能であれば引越し業者の繁忙期を避けること。
これだけでガクンと費用は抑えられます。複数社で見積もりを出してもらい、比較するのもおすすめです。
これまで五島市に引越した方々は、それぞれ自分の荷物に合わせて引越しメインの業者と運送メインの業者に依頼しています。
料金では、時期や荷物、どこから運ぶかによって大きく異なりますが、およそ50,000円から高い方は600,000円近い費用がかかった方もいました。(地域協働課調べ)
節約法②
どうしても必要な物以外は引越前に処分し、引越し後に買い揃えること。
移住7年目の移住支援員は、身の回り品のみ詰め込んだ段ボール3箱で引越しました。単身で身軽だったこともあり、金額は10,000円かからないくらいだったと思います。
生活に必要な家具や家電は、幸運にも移住前に知り合った方から不要品を譲っていただき、とりあえず生活はスタートできました。その後、島内のお店やア●ゾンで必要なものを少しずつ揃えました。
こんなふうに工夫してみると、費用を抑えられ、余計なゴミを増やすことも防げるので一石二鳥ですね。
これまでの移住者さんでも、家具や家電、人によっては車や自転車など、欲しいものを人から譲り受けた方は大勢います。
これから移住される方で、島内に知人や友人がいる場合は、必要なものを購入する前に、ダメ元で「使っていない◯◯ない?」と聞いてみると、意外なところから良い品に巡り会えるかもしれません。
節約法③
引越し時に自家用車を持ち込む場合に有効な手段が、できるだけ荷物をまとめて車に詰め込むこと。
どうしても自分では運べない荷物がある場合は、その荷物のみ業者に依頼をして、その他の細かい荷物を詰め込んだ車ごと移動をすると最低限の費用で抑えられますね。
ちなみにこのタイプの方は、来島までの間にいろんな地域へ寄り道して旅を楽しんでいる方が多いです。
自家用車で引越しを検討される方は、ぜひ旅の計画を立ててみてはいかがでしょう。
※五島市の移住支援制度「子育て世帯引越し補助」は、引越し業者に支払った場合のみ補助対象です。
03_家電が買えない
これは先輩移住者さんの実際にあったエピソードです。
4月から就職するために3月末に引越してきた方で、生活に必要な家電が島内で手に入らなかったのです。
春の新生活で家電の需要が高まっていたこと、そして島内の家電を取り扱う店舗の在庫に限りがあったことが原因です。
島内は、個人の電気屋さんが多いこともあり、お店自体の規模は決して大きくはありません。
そのため、在庫の量に限りがあり、その在庫を販売したあとは、また島外から取り寄せることになり、時間がかかってしまうのです。
この問題に陥りやすい家電は、冷蔵庫、洗濯機、エアコンです。
エアコンは、商品の在庫があったとしても設置する人員が足りないため、使用するまでに時間がかかることはあるあるです。夏場や冬場はとくに気をつけておきましょう。
でも!今年は、この問題が解消される?!ハッピーニュースがあります。
なんとこの春、大型電化製品店が新たにオープンする予定です!
絶賛開店準備中なので、品揃え等はまだわかりませんが、家電難民問題の解消には繋がりそうです。
生活に必要な家電は、購入するなり、譲ってもらうなり、できるだけ早めに手配をしておきましょう。
04_フェリーが満車
これは、自家用車を持ち込む方に起きやすいトラブルで、実際にあったエピソードです。
引越し業者のトラックは無事予約できたのに、自家用車が予約できず、自分よりも先に引越し業者が島に到着してしまうことになったケース。
この場合にできる対応は、以下です。
いずれも予定は大幅に狂ってしまい、余計な出費も重なる結果となってしまいます。引越し業者によっては、延泊が不可能の場合もあるので、最悪のケースを想定して事前に相談しておくことをおすすめします。
一日に限られた便数しか運行しないフェリーは、とくに新生活を迎える3月下旬は争奪戦!
ついつい後回しにしてしまう車の移動手段ですが、かなり早い段階で満車となってしまう便もあるので早めに予約をしておきましょう。
まとめ
急な人事異動などやむを得ない引越しもあると思いますが、受け皿がないと行くに行けないのが離島移住。旅行中に島が気に入って、そのまま移住!なんてことは、よっぽどの運と縁がないと不可能に近いです。
移住後の生活をスムーズにスタートさせるためには、事前の準備が鍵。今からできる準備をしていきましょう。