Iターン直伝!移住下見の4つのポイント #五島旅行
徐々に気温が上がり、穏やかな気候が続く春。
そろそろ移住下見を兼ねて、五島旅行の計画をしようかな?とお考えの方もいるのではないでしょうか。
今回は、移住歴5年の五島市移住支援員が、五島列島・福江島へ旅行(下見)検討中の方に、ぜひ知っておいてほしいポイントをご紹介します!
はじめに
基本情報として、五島列島は5つの自治体に分かれています。
私たち五島市は、五島列島の南西部にある列島最大の島・福江島を含む、久賀島、奈留島とその周辺の島々で構成されています。
※五島市以外の島については、各自治体にお問い合わせください。
五島旅行ポイント
その1:島が混雑する時期を知る
8月に旅行を計画し、いざ旅行サイトやレンタカーショップに問い合わせてみたら、なんと予約が取れない!!という話を毎年のように聞きます。実は、これあるあるなんです。
簡単に、島が混雑しやすい時期を表にしてみました。
とくに混雑しやすい時期
5月:ゴールデンウイーク
言わずもがな、連休は混雑します。
6月:バラモンキング
五島市が主催するトライアスロン大会です。
新型コロナウイルス感染症の影響で4年間開催できずにいましたが、今年2023年は開催予定!トライアスロン大会に参加する人は、ほぼ常連のため、かなり早い段階で宿や航空券を予約します。
8月:お盆
お盆の時期は帰省客で大変混雑します。
混雑するのは、飛行機や船だけでは?と思われがちですが、意外とホテルやゲストハウスなど宿泊施設を利用する家族もいます。さらに、お子さんがいるご家族は、レンタカーを使うケースが多いので、レンタカーも不足します。
8月:夕やけマラソン
五島市が主催する夏の終わりに開かれるマラソン大会。こちらも新型コロナウイルス感染症の影響でしばらくお休みしていましたが、開催が決まると島外に住む多くの方が参加を申し込む人気のスポーツイベントです。
9月:シルバーウィーク
ゴールデンウイーク同様、混雑しやすい時期です。
12月:年末年始
お盆同様、帰省客が増える時期なので、飛行機、船、宿泊施設、レンタカーとどれも予約でいっぱいになりやすいです。(島の大型スーパーもかなり混みます)
このように混雑するタイミングはだいたい決まっているので、できる限り混雑するシーズンを避けて来島することをおすすめします!
※移住を視野に入れているなら、あえて冬に来島して、魚の美味しさや冬の寒さを体感しておくのもおすすめですよ。
その2:チケット、車、宿は争奪戦
福江島には、五島つばき空港と福江港ターミナルがあり、それぞれ長崎と福岡に通じています。飛行機は、プロペラ機のため座席数が少なく、注意して予約する必要があります。※運賃、便数については、各社公式サイトをご覧ください。
宿泊施設で働く知人に聞いたところ、今年2月の時点で8月の予約が入っているそうです。また、知人のレストランも夏の営業について問い合わせが来ていると聞きました。
とくに毎年のように来島する帰省客は、かなり早い段階で予約をする傾向にあります。
一時的に車を借りたり、泊まらせてくれるような頼れる人物が島内にいる場合は別ですが、船・飛行機、レンタカー、宿のどれかが欠けてしまったら効率的な下見が叶いません。できる限り早めに予約しましょう。
レンタカーはほぼ必須
何日か借りたら出費になるし、レンタカーを借りなくてもいいかな。という人がたまにいますが、せっかく来島するのに勿体無いなと思います。
参考に、福江島のおおよその移動時間をまとめました。
島内にバスやタクシーもありますが、バスは本数が限られているうえ、目的地によっては乗り継ぎが発生します。また、タクシーも台数が決して多くはなく、”流し”も少ないです。※タクシーを貸し切り、観光地を巡る方はいます。
移住目的で島をじっくり見るなら、レンタカーは必須といってよいでしょう。
その3:ランチタイムは14時まで
五島には、居酒屋、レストラン、カフェ等たくさんの飲食店があります。
でも、ここ数年の間に、島の中でも「予約」をする文化が定着し、飛び込みで入れるお店が少なくなってきているんです。
さらに、都会にあるチェーン店はほぼ無く、ほとんどが個人経営のお店。そのため、定休日もあれば、最近では不定休のお店も増えています。
ネット上のグルメサイトは、過去の情報が更新されていないケースがあります。
せっかく行ったのに、入れなかった・・・なんてことにならないように、絶対に行きたいお店は、必ず予約をするようにしましょう。
※ちなみに、島民はインスタグラムと口コミで島内の飲食店の最新情報を得ています。
また、ランチタイムは14時までの飲食店が非常に多いです。都会と違って、いつでも入れて、いつでも食べられるというお店は少ないので気をつけてください。
島に到着したらランチタイムが過ぎていたというケースもあると思います。
その場合は、スーパーやコンビニ等で購入したものを鬼岳や海水浴場等、景色がいい場所に行って、ピクニック気分で食べるがおすすめです。
移住者に話を聞きたい人は・・・
せっかく移住下見に来たんだから、島に移住して飲食店をやっている人に話を聞きたいという人もいると思います。
ネットで「五島 移住 飲食店」などで検索してみると、飲食店を紹介したネット記事やインスタグラム、ホームページ等が表示されます。
「○○年に移住」や「□□からUターン」など、店主のプロフィールが書いてあることが多いので、そういった情報を頼りにしましょう。
飲食店等で移住者に話を聞く場合は、以下を守っていただくようお願いします。
お互い気持ちよく過ごせるようにマナーを守って、飲食店をご利用ください。
ご予約・営業時間は、各飲食店へご連絡ください。
五島市内の飲食店は、公式観光サイト『島たび』に掲載されています。
※掲載されていない店舗もあります。
その4:おすすめは2泊3日〜
よく移住相談者さんに「何日間ぐらい滞在したらいいですか?」と聞かれます。
福江島のみの場合、おすすめの滞在日数は、2泊3日〜です。
例えば、東京から来島する場合、乗り継ぎがスムーズに行けば羽田空港から片道約3時間。やっぱり旅行の前後半日は、どうしても移動に時間を要してしまいます。
移住支援員としては、短くても丸1日はじっくり島を見てもらいたいので、最低2泊3日をおすすめしています。(東京よりも遠方にお住まいの方は、3泊4日がおすすめです)
「福江島以外の離島も見たい!」という方は、以下を参考にスケジュールを立ててみてください。
1泊ごとに宿を変えるのもおすすめ!
福江島の中では大きく5つの地区に分かれています。
同じ島かな?と思うほど、見える景色、文化、特徴が異なります。
なので、ちょっと大変ですが、1泊ごとに地域を変えて泊まってみると、新たな発見や出会いがきっとあるはず。移住後は、なかなかできない楽しみ方ですよ。
各地域にどんな宿があるのかは、五島市の公式観光サイト『島たび』で「エリア選択」をして調べてみてくださいね。
旅行前の事前準備が移住成功のカギ?!
ときどきこんな人がいます。
まだ移住するって決めているわけじゃないし・・・
とりあえず行けばなんとななるでしょ。
でも、移住を視野に入れている時点で、この先、いろんな面でお金がかかってくることが予想されます。
だからこそ、せっかく来島するなら、できる限り準備を整えることを強くおすすめします。
待っているだけでは、欲しい情報は入ってきません。
まずは、今自分が何を求めているのか考えてみましょう。
そして、どんな答えを望んでいて、それを得るためにはどうすればいいのかを考えてみましょう。
例えば、「島にはどんな仕事があるんだろう」という疑問が浮かんだら・・・
こんなふうにハテナを深堀りし、現地でどう行動するべきか具体化していきましょう。
どれだけ積極的に行動するかによって、その後、移住するにあたって大きく影響します。
飲食店で知り合った人が、島の情報を教えてくれた
ゲストハウスのオーナーに、空き家の情報を聞いた
などなど、旅行中に出会った人から思いがけない情報がもらえた!という人は、大勢います。これは、筆者も体験しました。いずれも「自分が移住を視野に入れて、いま来島している」ことを伝えたからこそ、得られた情報です。
移住前に出会った人は、きっと移住するとき、そして移住してからも頼れる存在になりますよ。※ただし、依存しないように気をつけてくださいね。
ちなみに、移住相談窓口を通して移住した方を見ていると、スムーズに移住した方の多くが、自ら家や仕事を探しに行ったり、人に声をかけたり、積極的に行動していた方です。
時間もお金もかけて、せっかく来島するなら、有意義な下見となるようにできる限り準備を整えておきましょう。
移住下見のポイント
島が混雑する時期を知る
チケット、車、宿は争奪戦
ランチタイムは14時まで
おすすめは2泊3日〜
積極的に行動する
移住下見で参考にしたいサイト
アクセス方法やグルメ情報など、旅行前にチェックしておくことをおすすめします!
◎福江島までのアクセス
五島市のホームページにアクセス方法が掲載されています。
◎移住の流れ
スムーズに離島移住するためのポイントを分かりやすくまとめています。
◎各地域の紹介
◎五島市内のグルメ情報
※すべての飲食店が掲載されているわけではありません。
◎五島市内の宿泊施設情報
※すべての施設が掲載されているわけではありません。